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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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作:新美南吉
絵:箕田源二郎

 このお話は、小学生のとき国語の教科書で見たときから大ファンです。

今は新しい絵や子どもにわかりやすい語り調になって、たくさん出回っているようですね。

でもやっぱり!オススメはオリジナルのごんぎつねです。
ポイントは、
リアルなキツネの描写でありながら、なんとも言えない表情を見せてくれる【ごん】です。
また、独得の語り調もテンポよく物語を進めてくれます。
切ないほど自分の気持ちに素直なごんと、兵十が交わすたった一度のやりとりに誰もが心打たれることでしょう。



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作・ 絵 佐野洋子

おじさんは、傘がとっても気に入ってるんですね。
雨が降ると、傘を守って自分が濡れるほどですからw
きっとこのおじさん、雨が嫌いになっちゃいますね。

そんなとき、通りすがりの少年と出会って傘をさす決心をするんです。
おじさんはお気に入りの傘で雨を歩き、
何を思うのでしょう。



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作・絵  U.G.サトー

ここ最近は、乳児さんへ向けた本が増えてきましたね。
後に紹介しますが、【もこもこもこ】という本に似ています。
絵を読む、色を楽しむ絵本ですね。

ただ、テーマが雨に固定されているので、ストーリーがあり見ていて楽しいですよ!
大人になると、雨の日にはしゃぐ子どもの気持ちがわからくなっていますよね。
きっと、子どもにはこんなふうに雨粒がキラキラして見えるんでしょうねw



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作・絵 中野弘隆

ぞうくんのさんぽシリーズの一つ。

ぞうくんが、さんぽします。
文章も少なく、サクサクストーリーは進んでいきます。
道中友達に出会いながら、さんぽを続けます。
シュールですねw
多くを語らず、けっこう好きです。

と淡々と進んでいくのですが、
読み進めていると、
あれ?何か起きそうだな、という
ドキドキ?とかソワソワ?がうまれてきます。
そしてラスト、いったいどんな展開が待ち受けているのでしょう?

雨なんか楽しんじゃえ!と思える作品です。



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作・中川李枝子  絵・大村百合子

本屋などではお馴染みの、ロングセラー作。
表紙は、男の子が大事にしていた模型飛行機と
そらいろのたねを交換する場面。
種からは、思いもよらないものが生えてきます!

ストーリーのキモは、このキツネ。
子どもにわかりやすく、教訓を教えてくれます。
(キツネには気の毒ですがw)

みんな、友達は大切にしようね!
余談ですが、あの2人組も友情出演してるんですよ☆
探してみてください。



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作・森まつり  絵・柿本幸造

たぶん、今までで一番読み返した絵本です!
今は大型絵本でしか検索にヒットしませんでしたが、
子ども(とくに男の子)は、ワクワクがとまらないでしょうね!

男の子が、不思議な風船ガムを膨らますと、
なんといろんな乗り物に形を変えます!
もちろん、乗れるしちゃんと運転できる☆
ただし、風船ガムなのですがw
(↑ここが結構重要なんです)

やんちゃな男の子なら、
わかりますよね?
まぜて膨らましたくなりますよね!
主人公の男の子だってもちろん、
試しちゃいますw

普通の絵本だと、なんかここでおしまいって
よくありますよね?
いやいや、オチがちゃんとあるんです。
その先は、読んでからのお楽しみですw





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脚本・加藤久仁生  監督・平田研也

大人向け絵本。
元々はショートアニメで、私はアニメーションを先に拝見しました。
アニメでは余計なセリフ、説明は一切なかったのですが、
絵本化したことで場面ごと詳しくストーリーの解説がつきました。

少しずつ水かさの増えていく町。住人たちは家が浸水する度に、
屋根の上に新しい家を作って暮らしていました。
そのため家は積木を積み上げたようになっていました。
過ごしにくく感じ、それぞれ町を離れていくなか、
一人の老人はその家に住み続けます。

ひょんなことから、潜水服で下の階に沈んだ家を
ひと部屋ずつ降りていくことになります。
以前住んでいた部屋、階を降るごとに記憶が甦ります。

絵のタッチ、おじいさんの表情。
ただただ優しい気持ちになる、
素敵なお話です。




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作・絵  大友 康夫

この本も、小さい頃買ってもらい
いまだに記憶に残る作品です。

皆さん経験ありませんか?
後に紹介しますが、
【ウォーリーを探せ!】を読んでいて
たった数ページしかないのに
世界一周を冒険したような感覚になりませんか?

この絵本、とても細部まで描き込まれていて
ねずみたちの暮らす様子も、一匹ずつの性格まで
伝わってくるほどです。

ねずみたちはある理由から、
あらいぐま家の色々な物を
自分達の住み処へ運び出してしまいます。
ここで、細かく描かれた絵の
本領が発揮されます。
はじめの方にあらいぐま家にあった物が
途中ページでは
ネズミの住み処へ移動しているのです。
そう、間違い探しにもなっているんですw
ちなみにそういった要素に
作者はまったく触れていません。
その遊び心に、作者自身
描いているうちにどんどん楽しくなっちゃったんだろうな、
とその茶目っ気にもクスっとしてしまいますw

それと、あらいぐま親子とねずみたちのやりとり。
最後の1ページで、きっと誰もが
優しい気持ちになることでしょう。




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作・絵  モーリス・センダック

映画が少し前に公開されましたね。
人それぞれと思いますが、感動作っぽい
内容みたいだったので見ませんでした。

というのも、この主人公が天真爛漫で好きなんですw
私の幼少は引っ込み思案な性格で、想像する内容も
この男の子と違っていたりして、他の子は
こんな感じなんだー♪と楽しんだりしました。
気が強く自分の空想の中なのに
危険へ突っ込んで行き、
飽きやすくさっさと現実世界へ
帰ってくる辺り、
わんぱくでちょっと意地悪そうな感じが
こどもらしくて好きです!

かいじゅうのルックスも
かなり奇抜ですよね、
絵のセンスを感じます。



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作・なかえよしを  絵・上野紀子

ねずみくんシリーズの一冊です。

無表情ですね、なかなかシュールな表紙です。
でもページをめくっていただきたい!

ねずみくんの着ている、手編みのチョッキ、
友達も羨ましくなって声をかけてきます。
ねずみくんは心配そうに、チョッキを貸してあげます。

友達はサイズを気にせず着ていきます、
そして友達から友達へと。

この作品最大の魅力は、
無理やりチョッキを着た友達の表情。
もーなんとも言えませんw





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作・絵  レオ・レオニ

まず、レオ兄さんの絵が大好きです!
だってキメ細やかで、時に大胆で。
絵だけでも楽しいですw

さて、このお話はお父さんツムリが息子ツムリに
教訓をとくお話。
子どもなら誰しも思いますよ、
【大は小を兼ねる】なんたって
でかい方がいいにきまってる。
ケーキも秘密基地も野望も!
でも、大きいために失敗した
あるカタツムリの話をしてくてるんです。

【分相応】ってこと、身の丈に合ったね。
でも作中出てくる巨大カタツムリですが、
実に美しいんです♪
彼がそれで満足だったなら、
いーんじゃないの?wなんて
思っちゃいました。
レオニさんの世界、是非お勧めです。



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作・絵  宮西達也

ティラノサウルスシリーズ、1作品目。
私の殿堂入り作品です。
私はこの作品に出会えて、感謝しました。

絵本なんてたった数ページの世界、
でも数ページで充分だとつくずく思えました。
そこが好きなんです、絵本の醍醐味です!

肉食恐竜の王、ティラノサウルス。
最強の彼に悩みはありませんでしたが、
ある日一変します。
生まれたばかりのアンキロサウルス
(草食恐竜)の子どもに、父親と間違えられ
二人の生活がスタートします。

最強だからこそ味わったことのない苦悩
今まで気付かなかった自分の中の優しい気持ち

戸惑いながらも
心がのどけていくティラノサウルスに、
珍しくウルっとしてしまいました( ω-、)

あとあと、色使いが独特で好きです!
原始時代を思わせる
大胆で力強い彩色が迫力満点です☆

シリーズになっているので、
次回もお楽しみに♪







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作 アクセル・ハッケ
絵 ミヒャエル・ゾーヴァ

若干の番外編。
私のバイブル本、生涯この本が
1位独占でしょう。

挿絵を楽しみに読み進めるあたり、
文字の多い絵本のような感覚です。

作者のハッケさんを例えると
【あけるな危険!なおもちゃ箱】
面白い表現で読み手のココロを掴み、
頃合いを見てズバっと切り捨てるみたいなw
わかりやすい空想話に、
警告的なメッセージを含ませることで、
嫌味なくスッと伝わってきます。

挿絵担当のゾーヴァさん、
【覚めたまま観れる夢の世界】
私の中で、画家としてダントツ1位に好きです。
ハッケさんの独特な表現を絵に起こせるのは、
この方以外ありえません。
画家としての作品でも
優しいタッチでユーモア全開の絵。
子どもから大人までスッと馴染みます。

この二人は度々タッグで本を出されているので、
おいおい紹介します。

手乗りサイズの王様、
振る舞いは駄々っ子で何にでも疑問を持つ性格。
主人公は振り回されウンザリしつつも、王様の核心を捉えた質問に
忘れていた大切な気持ちが蘇ってきます。






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作・絵  きたやまようこ


この本は、私の母が一目惚れして買ったものです。
それを見せてもらったのがはじめで、
いまだに愛読書です。

作者が実際飼われている犬と息子さんの日常、
“犬目線”でストーリーが進んでいきます。
挿絵の隣に、一行の簡単な言葉が書かれています。
例えば
「おれ いぬ」
「こいつ にんげん」みたいに流れていきます。
そこがより犬目線を強調していますね♪

そして、なぜか上から目線w
ゆうたくんと喧嘩したり、比較したり…

でもね、ゆうたくんのこと大好きなのが
伝わってきて、憎めないですよw

たくさんのシリーズでているので、
気に入ったら是非オススメします!



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作・木村裕一  絵・あべ弘士


リメイクにより一躍有名に。
原作では【あらしのよるに】ではじまり



【あるはれたひに】
 
   



【くものきれまに】



【きりのなかで】



【どしゃぶりのひに】



【ふぶきのあした】



【まんげつのよるに】で完結となる。



映画で知っている方は、
もしかしたら
こんなに作品が出ているのを
知らないかもしれない。

もともとは、嵐の日に
変わった出会いかたをした二人の
ほのぼのとした内容で締め括られるが
人気から作品が増えていき
だんだんとシリアスで濃い内容に。
映画化をうけやっと
ハッピーエンドに落ち着く。

さながら漫画のように
次へ次へと物語に引き込まれる。

草食動物と肉食動物の友情は、
私にとって想像を越えるものであった。
綺麗に飾らず、
血生臭い表現すら漂わす内容に
児童書として衝撃をうけた。

互いの嵯峨に翻弄され
追い詰められ
それでも絆を守り抜く二人。
命とは、命を越える絆とは…



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作・絵 シェル・シルヴァスタイン

この本は、感じとる内容が読み手によって変わります。
少年のあり方、木のあり方、少年と木の関係。
淡々とストーリーは進み、
特に起承転結があるわけではありません。

少年は少年の人生を
木は木の一生を
その生涯が幸せだったのかは、
きっと読み手に委ねられています。

私は、ただ尽くすのみの木に、
それでいいのか?
という感想を持ち終わりました。
でもそれは数いる読み手の一部である
私の感じ取り方、
きっとそれぞれの読み手に
考える機会をくれる事でしょう。




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作・絵 accototo ふくだとしお+あきこ


ありそうでなかった、絵本の新しい可能性。

子犬は、誰かに
見られているのに気がつきます。
子犬を見ていた動物も、誰かに
見られているのに気がつきます。
子犬を見ていた動物を見ていた動物も…

といった具合に、
ストーリーが紡がれていきます。
終わり方も面白いですし、
“あなたのことちゃんと見ているよ”
という込められたメッセージに
子どもは
安心感を覚えるのではないでしょうか。

この作品、私が知った時から
何冊もシリーズが出ていましたw
気になる方は読んでみてください。



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作・絵 なかやみわ


わりと長く愛されていながらも、
絵柄は今風のタッチで
子ども受けが良い作品。

色を題材にしているため、
お絵かきへの興味がわきますね!
それぞれの色が、
どんな絵に変身するのかワクワク♪

主人公のくろくん、みんなから
はじかれてしまいますが…
シャープペンシルのおかげで
みんなの人気者に!

この時、シャープペンシルが
教えている絵画の技法が、
スクラッチというものです。
色を重ねる事は、色に深みを
あたえます。
技法を知るとさらに絵が楽しく
なります!
おうちでも是非試してくださいね☆



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作・絵 田島 征彦

そうべえは軽業師、うっかり死んでしまい
気がついだら地獄に…

ただ、そうべえはとにかく楽観的♪
似たように地獄に落ちた
おかしな人たちに出会い、
地獄の難関に挑みます。

落語の演目【地獄八景亡者戯】のパロディー
現代に馴染みやすい内容で、
恐ろしい地獄をまるでピクニックのように
楽しむ姿が笑いを誘いますw

独特の訛り口調や、楽観的な
主人公たちにニヤリが止まりませんw

また、“死”という概念に敏感な幼少期の
子どもにとって、少しクッションの
役割をしてくれるのかな、と個人的には
感じています。



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作・京極夏彦 絵・町田尚子 編・東 雅夫

永遠の謎、彼らはいるんでしょうか?w
ホラータッチの絵本?いえいえ、
下手なホラー映画より涼しくなれますよ♪

内容はとてもありきたりなひとこま、
おばあちゃん家に泊まりにきた男の子が
「おばけはいるのかなぁ、いないのかなぁ」
と考えてるほんのいち場面を
抜き出したもの。

子どもの頃って、
トイレまでの廊下だったり
押し入れの奥だったり
階段を上りきった先だったり
何かいそうで怖い!
でも実際は毎回何もいない、
そんな経験ありますよねw

大人になって、
「いるの?」と聞かれ
あなたはなんと答えますか?
いるはずない、でもいるかもしれない…
その曖昧さが、
興味をそそるのかもしれませんね♪




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作・絵 バージニア・リー・バートン

私は昔っから、
恐竜だの古代遺跡だのが大好きでした。
他の友達が○○レンジャーとか
○○ライダーにはまっている間も、
恐竜だの宇宙だのに興味津々でした。
両親が恐竜博覧会に連れて
いってくれたのなんて、今だに
はっきり覚えています。
この本に出会ったときも、
本当にワクワクしました。

生命誕生から今までを、
劇でも見ているかのように
読み進んでいきます。
黄色を基調とした絵も、
古い書物を見ているようで
味があります♪





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作・加門 七海 絵・軽部武宏 編・東 雅夫


前レビューの本に続き
【怪談えほん】という企画の作品。

この企画事態が、不思議な世界観とか
悪い子は気をつけて的なしつけでもない。
まさに恐怖とは何か。
子どもに向けてとなっているものの、
内容は大人を震え上がらすのに十分な内容w

前作の【いるのいないの】では
じわじわと何か不吉な予感を煽りつつ…
といった恐怖。今作では
興味をたどり恐怖へ、
恐怖をたどり狂気へ…
という感想を持ちました。

どちらも日本特有の恐怖、
日本人って、発想力が豊かな人種ですねw






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※SAKAE様の作品です、
pixivよりお借りしてます。








































































































































































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作・絵 武田 美穂

表紙からいきなりイジワルっぷりを発揮してますねw
小学校の席替え、「あの子の隣になりませんように…」
そんな経験ありませんか?
そーいうときに限って、奇跡的に一緒になったりして。
“神様はイジワルだ”とか言っていませんでしたか?w

いえいえ、その子と隣同士になったのには
なにか大切な意味があるのかもしれません。
この本でも、女の子は
色々とますだくんに仕掛けられます。
でもますだくん、なんで
イジワルするんだろう?

キライからいっぽ踏み出して、何故?
と思えたなら、この本みたいに
意外な理由が見えてくるかもしれませんよ☆



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作・絵 デヴィッド・ウィーズナー

まさに、絵の本。
展開が謎だらけなのに、
推察はすべて読者に委ねている作品。
この作家さんは、とにかく
読者の想像力を大切にされているようで
他作品もとってもユニーク☆

これぞアメリカ!って感じでした。
まず描写がリアル!
とにかくカエルたちが空を埋め尽くすのですが
リアルなはずのカエルが、
真面目に空を飛んでいると笑えますw




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