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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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作・イヴ・バンティング
絵・デヴィッド・ウイーズナー

雨樋(あまどい)は屋根からの水滴を
1箇所にまとめ、通行人などが
濡れない工夫です。
日本ではポピュラーですね、
当たり前すぎて
みなさん目にとめないかもw

さて、この暗く闇に満ちた表紙
鋭い眼光で睨むのはガーゴイル。
ホラー映画のワンカットに
この石像が出てくると
『なにか起こるぞ…』と予感させますw
怖いイメージは日本人でも
なじみ深いですね。

よく高い建物の端っこなどに
設置されているこの石像、
実は雨樋の排水に置かれているんです。
伝ってきた水を口から吐き出して、
建物の壁が侵食するのを
防いでいます。

この作品の主人公でもあります。
いかにもな題名ですが
夜な夜な、
ガーゴイルの石像が集まって
『喉に葉っぱが詰まる』
『鳥の糞がたまらない』など
実に切実な愚痴を話し合っている
なんともユニークな内容w

そのギャップが笑えます♪
改めて作者を見ると
絵はデヴィッド・ウイーズナーさん、
字のないリアルな描写で
衝撃的なラストを迎える作品で有名です。
このブログでも2作品ほど
紹介していますよ♪

はじめは表紙から手に取るのに
ためらうかもしれませんが、
ぜひページをめくり
中を覗いてみてくださいねw



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作・絵 デビッド・マッキー

『ん?表紙に3匹いるぞ?』
題名と表絵の違和感に
すでに興味をそそる作品。

あおいかいじゅうと
あかいかいじゅうは一緒に
暮らしています。
3匹目というのは、
きいろいかいじゅう。

改めて見ると、確かに
きいろいかいじゅうだけ
なんか違うw

この作品は、現実世界での
移民や難民を意識して書いたそう。
きいろいかいじゅうが
それにあたるようです。

2匹の島に現れたニューフェイス
きいろいかいじゅう。
追い出そうと面倒事を押し付けますが
きいろいかいじゅうは嫌な顔せず
それをこなします。

しかし、予期しない結末が…w

可愛くコミカルに
社会問題へスポットライトをあてた1冊。



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作・絵 柳原良平

題名と表紙から、
しばらく手に取らずにいた作品。

でも中を見て、
人気の秘密がわかりました!

この作品は、いろんな感情を
顔ひとつで表現しています。
子どもが人の気持ちを知るのにも
いい教材です、
でも大人にとっても
読み応えあるのかもしれません。

この顔、言い換えれば
心の中を形にしたものです。
自分が怒っている時、心の中では
こんな感じなんだろうな…
なんて考えると、ちょっとだけ
優しくなれるかもw
反対に悲しんでいる時、もっと
心に元気をあげなくちゃな
とか客観的に見ると
少し冷静になれます。

けっこう奥が深い(私にとって)
1冊でした。



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作・絵 ドクター・スース

なんとも目の行く、作者の名前w
スース博士の作品は、
現在のマザーグースとも言われている。
教訓を込めた、可愛らしい内容は
ニューヨークタイムズに
2年間も登場した隠れた名作。

内容は若干、哲学的であり
これから一歩踏み出したい人に
勧めたい一冊です。



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作・瀬川昌男 絵・スズキコージ

なんともおどろおどろしい表紙、
中身はとってもコミカルに
そして真面目に異境の者たちを
説明してくれています。

おばけと幽霊の違いや、おばけや幽霊の種類。
さらには
おばけづきあいのマナーやルールw
真面目に分析してみると
意外と奥が深くて魅力的な世界?



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海外の作品、訳されたものは
ないようでした。
表紙を見る限り、過激な作品にしか
見えないのですが…
内容はゾンビの奮闘を描く
ユーモラスなもの。

ゾンビですから、人を襲うのは
仕事というか宿命というか。

そんな彼が狙う相手が
ことごとく裏目に出てしまうんですw
それがなんとも言えずシュール、
ブラックジョークの塊みたいな
作品です。
とはいっても、相手を襲うというのは
ゾンビですからね。

お子さんに勧めるなら、
ホラー映画が観れる年頃にしましょうw



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作・絵 やまおかゆか

シリーズ2作目となるこわーい迷路…
細かい描写で、オバケたちが行く手を
阻みます。

通路の造りも怖いw
脅かしてくるわけでもないのに
ビクビクドキドキ(๑ó﹏ò๑)
勇気を試されます!

おどるおそる道を進むので
ページをめくる頃には隅々まで
見れていたりと楽しめます!



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作・絵 ヨシタケシンスケ

全年齢対象の哲学書はありますか?
と聞かれて、私が一番に思いつくのは
この作品です。

モノの捉え方ひとつで、世の中は
平凡であったり刺激的であったりします。
例えば〝アイザック・ニュートン〟は
『なぜ、リンゴは落ちるんだ?』
と考えました。
でもこの問いは、知ることに貪欲な
幼少期の子どもたちであれば
誰でもたどり着ける着目点
なのかもしれません。

この作品は、その大切さを
しみじみ感じさせてくれます。

机にあるりんご、
物語はここからスタート。
目の前にあるりんご
それは本当にりんごなのだろうか?
その疑問に思う着目点に、
思わず唸ってしまいました。

哲学、科学、空想。
きっと子どもは、天才と呼ばれた
偉人と同じレベルで
物事に貪欲なのでしょう。
その感覚を大切に成長してもらいたいと
そう実感させられる作品です。

ちなみに大人だって遅くないですよw
この本を読むと
『あぁ、こう考えると
世界はまだまだ楽しみに満ちている』
と思えます。

〝ソクラテス〟も似たような事を
言っています。
〝無知の知〟
『自分はまだ無知である、その事を
知った者が最も賢い』

どんな賢者でも、
自分の知っている事に満足してしまえば
〝知ろうとする〟という、
最も大切な部分が
欠落してしまう危険性を
訴えたかったのかもしれない。

この本は、
知る意欲は生きる意欲であると
改めて教えてくれる作品です。






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作・絵 ヨシタケシンスケ

哲学絵本、第二弾です。

今回は、面倒くさい事をやらせる
自分のニセモノを作るといった内容。

この内容にも、普段は考えない
自分とは?
という事に焦点をあて、
大切なことをわかりやすく
教えてくれてます。

自分のニセモノを作るには
自分のことを全て知っていなければ
なりません。
そんな切り口で、自分探しを
していくとってもユニークな話。

読み終わる頃には、自分という存在は
特別で誰にも真似できないんだ
という大切なことを知ることができます。

子どもはもちろんのこと、
大人にも読んでほしい一冊です。





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作・綾辻行人 絵・牧野千穂

階段絵本シリーズのひとつ。
以前に何冊か紹介しました、
実はこの作中にその何冊かが
隠れていますので
探してみてくださいね♪

くうきにんげん、その見えない
何者かはいつでもどこにでもいて
知らず知らずのうちに
普通に生活している我々を
くうきにんげんにしてしまう…。

見えない恐怖を描いた
なんとも不思議で怖ーい絵本。
ただ、絵はすごく優しくって
とってもステキだなぁって思いました。
そんな部分も楽しみながら読んでみて
くださいね!



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詩・安里有生 絵・長谷川義史

実は、沖縄県に住む小学校2年生の
男の子が書いた【へいわの詩】を
絵本にしたもの。

私の世代ですら戦争と言われても
ピンときません。
子供の頃はよく、戦争経験者の
話を大切にと教わってきました。
同時に平和ボケなんて言葉も
出まわるように…

そんな私も父親、
詩を作った男の子なんて
戦争は想像もつかないことでしょう。

では、なぜ話題になっているのか。

これは、読んでみればすぐにわかります。
ふとした瞬間、ヤギが鳴いてたり。
友達がみんな笑顔だったり。

そう、平和って穏やかに流れる時間
そのものなんですね。
戦争の経験を伝えるのも大切だけれど、
平和を感じ取る、柔らかい感性も
今の時代に大切なのかもしれませんよ。



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作・夢枕獏 絵・山村浩二

たくさん絵本は見てきました。
木を題材にした絵本には、
哲学的であったり教訓的な内容が
多いように感じます。

こちらの作品も、
題名からは想像できない
大きなスケールで
世を映し出している様です。

小さな芽、ぐんぐん伸びて
動物が住みはじめます。
木はさらに成長し
さらに多くの命を育みます、
人もそれに加わりました。

人が絡むと、
大抵ろくな事にはなりません。
その傲慢さ故に争い、
とうとう木は倒れます。

最後に、また芽が生えて
物語は終わり。

絵本としては、子どもが見れるほど
ポップな内容。
しかしまるで未来を暗示するような
奥の深い作品でもあります。



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作・絵 伊藤文人

〝回文〟ご存知ですか?
上から読んでも、下から読んでも
なんて昔よく探したものです。
(私だけでしょうか(=ω=;))

余談ですが、英語では
〝パリンドローム〟というそうです。

この絵本は、回文とともに
その内容を挿絵で面白く表現しています。
若干無理がある、くらいの方が
意外と面白い内容なんですよねw





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作・絵 あきやまただし

どこかで見た事ある絵だなぁ
と思っていたら、
はなかっぱの人だったんですね!

へんしんトンネルに入ると
違うものに変身して出てくるみたい。
だけどね、よーく見ると
なんだか似ている。

言葉遊びを題材にした作品。
トンネルに入るのは〝ことば〟
トンネルを抜けて変身した姿は
言葉を並べ替えたものなんです。

ただ文字だけじゃつまらないけれど
きちんとストーリーになっているので
盛り上がりやオチもあり
楽しく読めて、言葉の勉強にもなります♪



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作・絵 アヌック・ボアロベール
& ルイ・リゴー

仕掛け絵本は進化を続ける。
絵本の仕掛け部分を100%生かしている
唸らせられるアイデア、
海をリアルにそしてドラマチックに
表現してくれます。

何が画期的って、
1ページを海中と海上の2スペースに
分割して表現しているんです!
そのため、船と海2つの世界が
同時に展開されていくんです。

海面を完全に境目としているため
海中のクジラがちょこんと海上に
ヒレを出しているだけで、
ハンパない存在感!
しかも海面が読み手の方向へ伸びるため
飛び出す立体感+奥行きを実現、
しかも海面もちゃんと波うったりと
作者の愛情が伝わってくる作品。

この絵本、生きています!!



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作・絵 Ben Mund

なんと!あの名作
【はらぺこあおむし】のパロディが
商品化されたようですw
しかも内容は〝クトゥルフ神話〟と
かなりカオスな内容w

読ませていただいた感想としては、
クトゥルフを知らないと
楽しめないかな?
逆に少しでもクトゥルフをかじって
いれば、
確実に楽しめます!

エリック・カールには及ばない、
けれど作りは細かく楽しめます♪



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作・絵 ジョーイ・スピオット

〝ゼノモーフ〟が主人公の洋書絵本。
この名前にピンとくる人は少ないかもw
地球のみならず全宇宙を恐怖に陥れる
最強のエイリアン…

そもそも、エイリアンって聞けばまず
ゼノモーフが浮かぶほどポピュラー。
その存在は意外と古く、しかし
今でも充分な存在感w
むしろ世の中に怪物を勝る恐怖が
あるのだろうか…



((( ;゚Д゚)))
いやいや、断言しよう。
これぞ最強w


作品の紹介に戻りましょう。
作者のジョーイさんは思います
『もしゼノモーフが
優しい友人だったら?』

ネタとしてはありがちですが
多分誰もが『いや、ありえない』と
サジを投げたんでしょうw

しかしながら、この作品は
表紙から興味をひきます。
デフォルメされたゼノモーフは
カワイイ、
というかアーティスティック!
きっと独特のフォルムが
そう感じさせるんでしょう。

そしてネコが
じゃれているところをみると、
独特のネバネバもなく身だしなみに
注意しているようです。

こうなるとだんだんと
興味が湧いてきます。
中を覗くと…

確かにそこにいるのはゼノモーフ、
でも周りの人はなんだか楽しそうw
持ち前の背丈で
バスケットのゴールを防いだり、
鏡に向かって歯磨き…って
やっぱりそこを磨くんですねw

面白くユーモラス、
そして優しく微笑む最強エイリアン。
そもそもゼノモーフは
本能しか持ち合わせていませんよね?
繁殖こそが生きる意味、
それならあの長い頭部が発達すれば
ありえない話ではないのかも?

プレデターともほんのちょっぴり
絆を深めた人間w
ゼノモーフと仲良くなるのも
時間の問題?




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作・絵 ひろかわさえこ

絵が、カワイイw
表紙からほっこりします。

主人公はもちろん、表紙のくだものたち。
それぞれの形や、特徴を捉え
低年齢の子が親しみやすい
内容になっています。

擬音も多く、絵で楽しみたい子どもに
ぴったりです!
同時に食べ物の名前も覚えられるので、
オススメです。



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作・絵ひろかわさえこ

ちいさなやさいシリーズ。
2シリーズめになる今作は
野菜が主人公、
こちらも愛らしい野菜たちが
主人公として登場します。

こちらも擬音などで、ちいさな子でも
楽しめる内容になています。
前回よりも少しテイストを変え
私はじゃがいもちゃんが
お気に入りでしたw

野菜に早いうちから親しむのは
とても大切なこと、
前作と合わせて食べ物に興味を
もたせてあげたいですね!



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作・ドリュー・デイウォルト
絵・オリヴァー・ジェファーズ

クレヨンを題材にした作品、
人気ですね!
こちらの作品は、今回はじめて
読みました。

クレヨンが、それぞれ切実な思いを
持ち主に訴えてくる内容。
その内容に、
笑みがこぼれてしまいましたw

微笑ましいというか、
可愛い内容にほっこりします♪
これを読むと、いっそう
お絵描きが好きになれそうですね!



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作・絵 ミヒャエル・グレイニェク

実にシンプルで、
とってもわかりやすいストーリーです。

丘で起こった出来事を切り取ったような
優しい気持ちで読める絵本です♪

亀さん、何故か
月はどんな味かと疑問に思います。
子どもは、大人が考えつかないことを
よく質問しますよね!
まさにそれをお話しにしたような
実は面白い内容なんですよw
それに、亀さんに続き
仲間に加わる動物たち。

子供の好奇心は、
大切にしたいものですね。
単純ながら、大人もハッとさせられる
そんな内容です。



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作・絵 みなみじゅんこ

わらべ歌を、絵本にした
可愛らしい絵本。
(昔からあった?かなり人気?
私ははじめて歌を知りました(=ω=;))

ヤジロベエやどんぐりコマ
これら工作オモチャが
とんがった部分が下を向いているためか
私は
どんぐりと聞くと
帽子をかぶって
シュッとしたイメージでした。

なので、頭がとがって
パンツをはいたような表紙の姿に
新鮮さを感じてしまいましたw

歌詞のように軽快に
物語は進んでいきます。
終わりの方では、いろんな種類の
どんぐりが大集合!
ずんぐりしてたり黄緑色だったり、
公園でどんぐりに出会うのが
楽しくなっちゃう一冊!

寒くてお外遊びがおっくうな季節
この本を公園で読んでも
雰囲気が出て楽しいかもしれませんね。



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作・やまもとゆか 絵・ヨシヤス

NHK番組【みんなのうた】の中に、
【一円玉の旅がらす】という
歌があります。


この歌を思い出しました!



本作でも、一円玉が
自分の存在価値などで悩むなど
〝お金とは?〟という
社会のナイーブな部分に焦点を
あてた作品です。

子どもに伝えなくてはいけない
けれどうまく伝えるには…
そんな時には是非、
この作品を手にとってください。
〝お金は私たちを
幸せにしたがっている〟
そう、お金は
怖いものでも悪いものでもない。
子どもにも、正しいお金の在り方
伝えていきたいものです。




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作・サトシン
絵・すがわらけいこ

自分の個性を大切にしたくなる、
そんなお話です。

白黒模様になれば、
人気者になれる!?
クマとシロクマは思います。
ペンキでパンダに似せるも、
実は人気者って大変だったみたいw

良いことばかりではないと知り
最後には雨で元どおり、
ありのままの自分を
ちょっぴり好きになれる絵本です♪

何よりも、ペンキが水性で
良かったねw



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作・絵 新井良二


絵本、と一言で表すのがもったいない
ぎゅっと詰まった作品。
ストーリーで読み進める画集、
そんなイメージです。

ストーリーがまた、
多く語らないぶん多くを感じ取れる
哲学したい人にはオススメ♪

いのちがリズム良く、そして力強く
波打っているような感覚に
なにかパワーをもらえます。

個人的には作中のキャラクターも
可愛くて好きw




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