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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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作・絵 安野モヨコ

表紙はイラスト風なので、
嫌煙する方もいるかも。
私もなかなか手に取らなかった一人w
でも、中身は自然と触れ合う大切さを
実感できる素敵な内容です。

はらっぱでは、多様な生き物が
しれぞれの生活をしています。
そんなミクロな世界に目を向け
たくさんの生き物に触れ合う大切さを
この本は教えてくれます。

空き地って、意外と多いんですよ。
私は身近な自然として、草の茂った
そんなスペースが好きです。
よく〝健気に〟なんて言われますが
けっこうみんな〝イキイキ〟
生きているみたいですよ?w




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作・新美南吉 絵・黒井健

昔からファンの多い絵本ですね、
最近はドラマなんかでも出てました。

何故かキツネという設定が
せつない展開を想像させて
しまいますが、とっても温かいお話♪
(ごんの影響かな?)

キツネの子どもが、手袋を買いに
人里まで下りてくる話。
店主は気付きながらも、ちゃんと
売ってくれるんですね。

この本で大切なのは、
お母さんキツネ
子どもキツネ
店主
この3人の心情でしょう。

人間がトラウマな母キツネ、
私としては
『何故子どもを行かせた…』
とあまり良い印象ではなかったり

子ぎつねの好奇心と不安のまじった
感覚は、子どもが抱く
感情そのものをリアルに表現していて
とても納得だったり

この店主は気付きながらも
それを微笑ましく思い
売ってくれたけれど、
そんな人は少ないのかもなー
なんて思いが生まれたりw

たぶん読み手それぞれに対し、
いろんな感じ方がある
独特な作品だと思います。

もし自分が国語の先生だったら、
読書感想は真っ先にこの本を
お題にするんだろなーっておもいました。



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作・絵 工藤ノリコ

これは、寝るのが
楽しみになってしまいますね!

こぶたの兄妹が見る夢を
ちょこっと覗いてみましょう♪
兄妹でもそれぞれ個性がたってますね!
夢では全てが自由自在、
『今日はどんな夢が見れるかな〜♪』と
寝付けない夜にもってこいの1冊。



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作・サトシン 絵・塚本やすし
ダメだ、なんかすごく切ない…

村で嫌われ者のカエル、誰よりも先に
旱魃(かんばつ)を知ることになる。
『ざまあみろ』とまで言っていたものの
結局は嫌われつつも、村人のために
雨乞いの歌をうたいはじめる。

カエルの、
感情が読めない変わらぬ表情が
余計に色々なコトを考えさせます。

なぜ、気持ちが動いたのか。

それと、最後のセリフ
『いつかはわかりあえるだろうか』
とても切ない気持ちになると同時に
きっとわかってくれるはずと
最後まで諦めることをしなかった
人より人情の熱いカエルに
他人を思いやる大切さを学んだ
気がします。

この本は、読み手によって
受け取り方が変わってきます。
読み終わった後、それぞれで
意見交換するのも面白いかもしれません。


余談ですが、昔話にも
似た話がありますよ。
【河童の雨乞い】です、
気になったら調べてみてください♪




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作・中川ひろたか 絵・平田利之

積み木の顔が、なんともユニークw
だんだんと積まれていくつみき…
結末がわかっていても
ドキドキしてしまいますw

意外な崩した犯人も可愛い♪
子どもにとって〝積む〟〝崩す〟
この2つは同じくらい
大切な遊びだそうです。
こんな大迫力な赤ちゃん絵本
どうでしょうか?



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作・絵 五味太郎

大好きな五味さんの絵本…ですよね?

なんと、今回はとっても
社会勉強になる内容です!

キツネがお店をはじめます、自分の
ブドウでみんなが喜ぶのが嬉しい
そんな出だし。

村の動物たちも次々に参加して、
いつの間にか立派な市場に♪
必要なもの、欲しいものと
自分の品物を交換する。
経済の基礎でもありますね、
お金が絡まないぶん
子どもにもわかりやすく説明できます。

きっと、もっと興味がわくと
『じゃ、お金は使わなくていいじゃん』
と素直な質問が飛び出すことでしょう。
お金の必要性、すぐに答えられますか?w
大人も為になる、教科書のような一冊。



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作・絵 アンディ・ライリー

不謹慎な作品は、なるべく
避けてきたのですが
ここまで人気が出ては
やっぱりレビューしない訳には…

初期作から見させていただいてました
自殺うさぎの本シリーズが
幕を閉じるそうです。
(とんでもない悪ふざけが
やっと終わる…)

とはいえ、なぜでしょう。
毎回全ぺージを見尽くしてしまうのは、
恐ろしく好奇心をくすぐります。

そもそも、うさぎたちが何故そこまで
死に魅入られているのか、謎です。

ただ言えること、うさぎたちは
競うようにレベルの高い
自殺を常に模索している!

ただし、私は家に置いておくのは
ためらい結局は手放した絵本。
グロテスクな表現はそこまでありませんが、
見るだけでも気分を害す方も
いると思います。

過激な内容の苦手な方は、
見ないことをオススメします。





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作・はせがわせつこ
絵・やぎゅうげんいちろう

題名から想像するものとは違い
可愛らしい赤ちゃん絵本です。
真っ暗な中にシルエットが浮かんでいます、
『でんきをつけてちょうだい』と
テンポの良いフレーズで読み進めます。
パッと明るくなり、いろんな友達が
姿を現します。

暗闇といえば、子どもにとっては
苦手と思いがちですが
遊びにしてしまえば
意外と楽しめてしまうんですね!
さすが、遊びのプロ♪



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作・絵 新井洋行

ここ最近の絵本は
『こんな発想はなかった!』
と驚き、
『もう新しい絵本の使い方はないだろう』
と少し残念な気持ちになります。

しかしとまらない
絵本作家さんの発想力!
その柔軟な感性に
毎回感動させられます。

今回の絵本シリーズも、
そのうちのひとつ。
私が読んだ【れいぞうこ】は
表紙自体がドアになっているんです♪
読む前から『開けてみたい!』と
思わせるこのデザインには
感動しました。

内容は、小さい子でも楽しめる
簡単なものですが
実際に冷蔵庫を開けて、中の食品たちが
楽しそうに動き出す内容は
大人も笑顔が浮かびます。



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作・岸田衿子 絵・長野博一

子どもに説明する際、言葉にするのが
難しい事柄はいくつもあります。
特に、死に関する内容は
言葉を慎重に選ぼうとするあまり
結局は漠然としか説明できません。
(私がそうなんですw)

この本は、表紙でなんとなく
想像できるように
我々が食べている豚や魚なども
他の命をいただいて生きているという
なんとも直球で、しかしシンプルな内容。
子どもへも、命について
具体的ではありながら淡々とした
語りが優しく教えてくれます。




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作・イエルク・シュタイナー
絵・イエルク・ミュラー

すでに、表紙からストーリーの片鱗が
滲み出ています。
薄暗い部屋で監視されながらも
拒む事なくヒゲを剃る後ろ姿、
訴えるような題名も
気持ちを押し殺したようで苦しい。
表紙をめくる前から、
若干の覚悟が必要ですね。

内容は…
想像以上に、メッセージ性が強く
社会のあり方やそこへ身を置く際に
自己を見失わない大切さなど
大人になった読み手の私には、
心が締め付けられるような思いでした。

自然破壊により、人の働く工場へ
くまが迷い込むところからはじまります。
くまという、力では敵わない相手すら
社会は押さえ込んでしまうんですね…。
それでも、『ぼくはくまなのに』と
自分を見失わないこのくまは
本当の強さを持っているのかもしれないと
そう思ってしまいました。

忙しさに追われても、
生きる為に働くのであって
働く為に生きている訳ではない
それを見失わない大切さを教えてくれます。

最後のページも、
読み手に考える余韻を残してくれていて
本当に素敵な作品だと思いました。



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作・絵 鈴木のりたけ

読んでみた感想は
『日本のミヒャエル・ゾーヴァだ』
です。

ミヒャエル・ゾーヴァという
画家の方がいるのですが、
私はこの方の絵が世界一好きなんです。
とっても可愛いのに皮肉めいていたり、
イタズラ心という言葉がぴったりな
作品が多いんです♪

この作品は、作風がとても近い。
しかもストーリーの運びや絵のタッチまで!
もしかしてご本人ではないかという出来栄え。
もしかしたら、作家のりたけさんも
影響を受けた1人かもしれませんね。

内容は、非常にシュール&ブラックw
ケチャップマンは居場所を求め
色々と仕事を探します、
でもなかなか認められず…

容器ならではのハプニングもあり
面白く見させてもらいました♪



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最近は、子どもとお絵描きしているうちに
自分がのめり込む事態が急増…

昨日は、ディズニータイム?っていう
番組内のキャラクター。
このアニメを見ていて、すごく感じたのが
ディズニーはアニメの1話だけにも
全力投球なんですね♪
大人の私が、息子と一緒に見ていて
毎回良い話だと感じるほどです。

それに、ラプンツェルあたりからでしょうか
すごく男性ファンも増えましたよね?
プリンセス映画といったら女子、
そんな枠にとらわれない作品が
増えた気がします。

次回はどんな作品なんでしょう!
ワクワクしますね♪



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ダイエット時、閲覧注意!

とにかくリアル、いいえ語りも含めると
ほんもの以上に食欲をそそります。
ただただ、ありきたりの具材で
サンドイッチを作るだけ。

サンドイッチを作っているだけなのに
こんなに引き込まれるのは何故でしょうか?
きっと子どもが見たら、
作りたくなっちゃいますね♪
食と料理に興味を持てる、とっても
美味しい作品です。



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作・絵 柳原良平

新しい、擬音絵本です。
こういった作品が多くなったという事は、
絵本を小さい頃から読み聞かせている
お母さんが増えたということでしょうか♪

この作品、
流れるようなストーリーはないものの
擬音を切り絵で表す新しい表現で
楽しませてくれます。
そしてそのカタチ一つずつに目が付いていて
擬音を読むと動き出しそうで面白いですw
言葉遊びに使ってみませんか?



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こんにちは。本日はポルコ・ロッソを
ラクガキしたので、それにちなんだ記事を。




男ですら惚れる男、ポルコです!
実名はマルコ・パゴット、
作中は愛称のポルコ・ロッソで呼ばれることが
ほとんどです。
個人的な見解ですが、豚の姿である時は
愛称で呼ばれているのかもしれません。

彼が豚になったのは、作中
ジーナがボヤくシーンでもわかる通り
魔法により豚の姿になっています。
とはいえ、悪い魔法使いがいるわけではなく
作品独特の世界観(第一次世界大戦後)という
生きにくい時代がそうさせたと言えるでしょう。
彼はエースパイロットとして戦争に参加していますが、
敵ですら墜落した戦闘機から助ける話があるほど
命に対して敏感な人。
そんな彼が経験してきたのは、
次々に落ちていく仲間戦闘機の記憶。
そしてついに、彼は人間に嫌気がさし
豚の姿になってしまいました。
作中ポルコ自身が、自分が
豚であることを気にしないのは
自ら望んだ部分もある気がします。

そんな彼ですが、作中に2度
人間に戻る場面があります。
決闘前夜の横顔と、決闘後です。

決闘前夜ポルコはフィオに、
ある物語を聞かせます。
それこそがポルコの忌わしい記憶だったのですが。
それを純粋に聞くフィオに心がほぐれたのか、
フィオには素直な気持ちで話せたからかは
はっきりとわかりませんが
『人間も捨てたもんじゃねぇ』
と思えたみたいで
一瞬、人間の横顔に戻っています。

次は決闘後、
カーチスに『顔を見せろ!』と言われます。
後ろ姿で観覧者にはわかりませんが、
カーチスの慌てようから
素顔に戻っているのが伺えます。
ジーナの気持ちをカーチスから聞いたから
という説が有力なようですが…
私としては、純粋なフィオのキスで
戻ったのではという思いが強いですね。

その後は、わりとあやふやに
終わってしまいますが
思わせぶりな演出があったりします。
フィオとジーナが仲良しになった話
その背景をよく見ていると
実はジーナの庭にある桟橋に
赤い飛空艇が停まっています。

小説のような、観覧者にその後を委ねる
粋な演出ですね♪
うーん。
私としては、豚のまま飛行機乗りを続け
ジーナの庭へたまに降り立ち
ばったりフィオに会い抱きつかれる
なんてほのぼのイメージで
締め括っているのですが、
みなさんはどうですか?
もしよかったら、また見返してみてください。



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作・絵 元永定正

表紙を見て、独特な作風に
『これはもしかして…』と思ったら、
やっぱり〝もこもこもこ〟の作者さん♪

おおきいちいさい、まるやしかく。
でも表現に困る不思議な形も出てきたりと
遊びながら大きさを学べる
面白い絵本です!



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