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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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みなさん、
〝ハリネズミのジレンマ〟
聞いたことありませんか?
人の距離感の表現なのですが…

実は間違っているようです(;OдO)

ネットで何の気なしに調べていると
〝ヤマアラシのジレンマ〟
〝ハリネズミのジレンマ〟
どちらも同じ内容を指しています。

名前にハリとついているぶん、
ハリネズミのほうが
しっくりくるのだと思います。
それに映像ですぐに浮かびますし



いま、『どっちでも…』
と思ったあなた

どっちでもよくないんです!
この両者はまったく違う生物なんです。


《生物学的な違いとは》
ハリネズミ




ヤマアラシ




違いを説明。

ハリネズミのハリは短く、
臆病で防衛的です。

ヤマアラシのハリは長く、
強気で攻撃的なんです。


せっかくなのでヤマアラシについて
もう少し掘り下げてみますね。

ヤマアラシは、まず
長いハリの擦れる音で威嚇します。
その独特な音が、名前の由来。

怯まない相手には痛いオシオキ(σ≧∀≦)σ
といっても、お仕置きにしては
とんでもない威力だそうですが…
というのも、
あのライオンすら追い払います、
刺さる場所が悪いと致命傷にもなるとか。
さらに怖いのが、刺さると抜けて
あいてにハリを残します
残ったハリが感染症を起こし
死に至ると…


《言葉のルーツ》
では〝ヤマアラシのジレンマ〟
どこで生まれた言葉なのか。

ドイツの哲学者ショーペンハウエルの
寓話から生まれ、
のちに精神科医フロイトが取り上げた
事により広まった人間関係の例え。

お互いが惹かれ近付くものの、
傷つけ合うばかりで離れゆく
離れすぎては疎遠になってしまうため
再び同じように近付き傷つけ合う。
そうこうしているうちに、
2人が心地よく居られる距離感を知る
といった内容。


《〝ハリネズミのジレンマ〟が
一般に広まったわけ》
みなさんお馴染み
【新世紀エヴァンゲリオン】の4話で
家出をした主人公(シンジ)について
相談するミサトに対し
リツコが例え話で出すのが
〝ヤマアラシのジレンマ〟です。

アニメを見て知った人も多いはず。
でも作中一度もハリネズミは
出てきません。

では何故?

私、ついにたどり着きました
〝ハリネズミのジレンマ〟の真実!

4話のサブタイトルに答えがありました
【Hedgehog's Dilemma】はい、
ハリネズミのジレンマですね。

Hedgehogとはハリネズミ、
porcupineがヤマアラシです。
わかりやすくするためか、
表記の際間違えたのかは謎ですが。
ここから広まったのには
間違いなさそうです。


《まとめ》
普段の表現では、むしろ
〝ハリネズミのジレンマ〟が
伝わりやすいのかも。


ただ、ブログなどで間違って使い
熱く語っている方を見ると…
ちょっとイタイですw
使う際はご注意を。




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