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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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こんにちは。本日はポルコ・ロッソを
ラクガキしたので、それにちなんだ記事を。




男ですら惚れる男、ポルコです!
実名はマルコ・パゴット、
作中は愛称のポルコ・ロッソで呼ばれることが
ほとんどです。
個人的な見解ですが、豚の姿である時は
愛称で呼ばれているのかもしれません。

彼が豚になったのは、作中
ジーナがボヤくシーンでもわかる通り
魔法により豚の姿になっています。
とはいえ、悪い魔法使いがいるわけではなく
作品独特の世界観(第一次世界大戦後)という
生きにくい時代がそうさせたと言えるでしょう。
彼はエースパイロットとして戦争に参加していますが、
敵ですら墜落した戦闘機から助ける話があるほど
命に対して敏感な人。
そんな彼が経験してきたのは、
次々に落ちていく仲間戦闘機の記憶。
そしてついに、彼は人間に嫌気がさし
豚の姿になってしまいました。
作中ポルコ自身が、自分が
豚であることを気にしないのは
自ら望んだ部分もある気がします。

そんな彼ですが、作中に2度
人間に戻る場面があります。
決闘前夜の横顔と、決闘後です。

決闘前夜ポルコはフィオに、
ある物語を聞かせます。
それこそがポルコの忌わしい記憶だったのですが。
それを純粋に聞くフィオに心がほぐれたのか、
フィオには素直な気持ちで話せたからかは
はっきりとわかりませんが
『人間も捨てたもんじゃねぇ』
と思えたみたいで
一瞬、人間の横顔に戻っています。

次は決闘後、
カーチスに『顔を見せろ!』と言われます。
後ろ姿で観覧者にはわかりませんが、
カーチスの慌てようから
素顔に戻っているのが伺えます。
ジーナの気持ちをカーチスから聞いたから
という説が有力なようですが…
私としては、純粋なフィオのキスで
戻ったのではという思いが強いですね。

その後は、わりとあやふやに
終わってしまいますが
思わせぶりな演出があったりします。
フィオとジーナが仲良しになった話
その背景をよく見ていると
実はジーナの庭にある桟橋に
赤い飛空艇が停まっています。

小説のような、観覧者にその後を委ねる
粋な演出ですね♪
うーん。
私としては、豚のまま飛行機乗りを続け
ジーナの庭へたまに降り立ち
ばったりフィオに会い抱きつかれる
なんてほのぼのイメージで
締め括っているのですが、
みなさんはどうですか?
もしよかったら、また見返してみてください。



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