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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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作・絵 ヨシタケシンスケ

全年齢対象の哲学書はありますか?
と聞かれて、私が一番に思いつくのは
この作品です。

モノの捉え方ひとつで、世の中は
平凡であったり刺激的であったりします。
例えば〝アイザック・ニュートン〟は
『なぜ、リンゴは落ちるんだ?』
と考えました。
でもこの問いは、知ることに貪欲な
幼少期の子どもたちであれば
誰でもたどり着ける着目点
なのかもしれません。

この作品は、その大切さを
しみじみ感じさせてくれます。

机にあるりんご、
物語はここからスタート。
目の前にあるりんご
それは本当にりんごなのだろうか?
その疑問に思う着目点に、
思わず唸ってしまいました。

哲学、科学、空想。
きっと子どもは、天才と呼ばれた
偉人と同じレベルで
物事に貪欲なのでしょう。
その感覚を大切に成長してもらいたいと
そう実感させられる作品です。

ちなみに大人だって遅くないですよw
この本を読むと
『あぁ、こう考えると
世界はまだまだ楽しみに満ちている』
と思えます。

〝ソクラテス〟も似たような事を
言っています。
〝無知の知〟
『自分はまだ無知である、その事を
知った者が最も賢い』

どんな賢者でも、
自分の知っている事に満足してしまえば
〝知ろうとする〟という、
最も大切な部分が
欠落してしまう危険性を
訴えたかったのかもしれない。

この本は、
知る意欲は生きる意欲であると
改めて教えてくれる作品です。






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