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〝はじめて絵本に触れる子供たちへ〟 〝ふたたび絵本に出会う大人たちへ〟 ブログ主【えるまー。】が、 主観でレビューしていきます! 一味違う視点で絵本をお探しの方は、 是非いちど記事をご覧ください。
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写真家・児玉小枝

古本屋ではじめて出会い、
衝撃が大きく一度手放しました。
その事を悔やみ、度々思い出している
ある日、偶然おなじ店で見つけ
再び手元に戻ってきました。

著者の方は、作中で多くを語りません。
あるがままの実状を
ありのままの写真にそえています。
私も感じたまま、
今回はダイレクトに記事を書こうかと。

まずどんな写真集なのか。

これは、人の都合により
殺処分を待つ犬たちの写真集です。

犬たちはみな、ちゃんと生きているし
檻の中で歩くようすも伺えます。
それぞれ種類も年齢も違いますが、
同じことが見てとれます。

みんな、これからどうなるのかを悟り
ただそれを待つ
諦めた目をしています。

犬の賢さはみなさんよくご存知かと。
彼らはちゃんと、わかっているのです。

彼らは殺されます、
生かされた人間によって。
(ここでは従業員の方の心情は割愛します)

どうやって殺されるか。

安楽死ではありません、
毒殺。

作品には、それを待つ犬たちの写真が
並んでいます。
その数日後、数時間後には
もう生きていないことでしょう。

この本は、愛護の精神で作られたわけではないと
私は受けとりました。

私が暮らしている周囲にも、
数えきれない命があります。
大袈裟な事をしなくてもいい、
命の尊さを知っている人間が
手の届く範囲だけでいい
一つ一つの命を大切にできたら
それでいいのだと、私は思いました。



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